大きな会社は総務部、人事部、経理部と全て分かれて独立した部署構成になっていますので従業員は断片的な業務を遂行するにとどまります。しかし、中小企業で求められる事務職というのは、すべてを満遍なくこなせる能力です。イベントの司会であったり、幹事など、
入退社の手続き、日常の会計伝票の仕訳入力から決算まで。とにかく幅広い知識と行動力が求められます。
ですので、転職等をする際に中小企業を目指すときはたとえ、総務募集と記載があったとしても他の事務方業務も含まれると思って間違いございません。総務的な仕事で特に重要なことは就業規則や会則に記載の慶弔手当てなどを忘れずに従業員に支払うことです。また、社内はもちろんですが、中には会費を徴収して取引先へも慶弔金を支払うことが多々あり、それを忘れずに支払うことです。要するにお金を払ってもらっている会員にそれに見合った謝礼を忘れないことです。そういった意味で社内管理、取引先管理などが非常に重要です。お中元やお歳暮等一昔前に比べれば減ってはいるもののお礼状にしろ品物でのお返しにしろ管理しておくことが一番重要な仕事です。
これらの仕事は決して難しくないだけに他部署からは軽視されます。やっていて当然という扱いです。管理部の業務は生産性のある仕事ではない為、他部署の方が気持ちよく仕事できる流れを作ることが一番の仕事です。